2005年10月10日

『ナチュラル・チャレンジ』を読む。

★サスティナブルなミライを考える研究会 第4回

ナチュラル・チャレンジ―明日の市場の勝者となるために

ミライ研第4回の課題図書は『ナチュラル・チャレンジ 明日の市場の勝者となるために』。環境先進国、スウェーデン産業界で実際に行われた環境対策の基本的考え方と模範例が載っています。

正直、予想以上におもしろかったです(笑)。

これは「持続可能経営」の指南書と言ってもいいのではないでしょうか。

この日の報告者である戸上さんの言葉を借りて、本の概要を以下に示します。

・様々な環境問題や個々の環境対策を考える前に、地球上に生きる者として避けられない基本的な枠組みとは何か?
・その基本的な枠組みとは、熱力学の第一法則(エネルギー保存則)と第二法則(エントロピー増大の法則)から導き出されます。この二大法則+エントロピーの「増加」と「低下」に関する補足法則を付け加えて、「4つの科学原則」が、地球に生きる者として避けることのできない基本的枠組みとなります。
・それを理解した上で、「じゃー地球で持続可能的に生きるためには、どうすれば良いのだろう?」ということで、「4つのシステム条件」が導かれます。
・最初の3つの条件は、先の「4つの科学原則」から“純粋に”導かれます。
  1.地殻から取り出したものを生物圏に増やしちゃダメ
  2.本来自然にないものを増やしちゃダメ
  3.自然を物理的に破壊しちゃダメ
・つ、ま、り、もう石油は掘り起こしちゃいかーん!、アスファルト道路を作っちゃいかーん!ということです。
・面白いのは4つ目の条件で、これら3つの条件を、欲深い人間社会でも達成できるようにするためには、避けられないだろうなぁ、という条件を付け加えています。
  4.人間の基本的なニーズが世界中で満たされてなきゃダメ
・この条件は、日本人には最も理解しづらい条件であろう、とのことです。僕もそうですが、日本人は人権問題に疎いですから。欧米は、移民の問題があるので、発展途上国との連鎖は切実に感じてるんでしょうね。

…ということです。(さすがに読んでいない人にはわかりにくいかな。興味のある方は是非読んでみてください(笑)。)

☆ナチュラル・ステップ:http://www.tnsij.org/

4794804253ナチュラル・チャレンジ―明日の市場の勝者となるために
カール=ヘンリク ロベール Carl‐Henrik Rob`ert 高見 幸子
新評論 1998-10

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posted by Toshi at 09:21| Comment(1) | TrackBack(0) | これまでの活動記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しております!

同じく高見幸子さんの著作「北欧スタイル快適エコ生活のすすめ―森の精ムッレに出逢ったスウェーデンの人々のビジョンとは」はすごい面白かったですよ。
この本が私を北欧へ誘いました。昨年はロベール博士と高見さんにも直接お会いすることができました。
amazonでは、在庫1冊となったようです。
Posted by 斉藤哲也 at 2005年11月23日 14:18
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