2005年07月27日

電気を使わない、スローな暮らしとビジネスの可能性。

★ソーシャルアントレプレナーのための交流空間ーSV-Cafe vol.7
 SV-Cafe第7弾は、「スロー」をテーマに二人のゲストをお招きしました。ゲストの西井さんと伊藤さんは、それぞれ主婦、そして会社員をしながらスロービジネススクールで学んでいらっしゃいます。スロービジネススクールとは、全国の学生達がインターネットを使って学び合う「かたちのない学校」です。果たしてその実体は?そして、スローをキーワードに浮かび上がる、新しいライフスタイル&ビジネスのカタチとは?について語っていただきました。
【日時】2005年5月30日(月)18:30〜20:45
【会場】市民フォーラム21・NPOセンター 4階会議室
【内容】 
 □ゲストスピーチ
  「スローな生き方、スローなビジネス」
    (スローな主婦・西井勢津子さん)
  「有機工業運動〜電気を使わない愉快な暮らし」
    (スロービジネススクール2期生・伊藤 和徳さん)


ゲストスピーチに対する感想から。  

□モモの時間、生命の時間
はじめに、“スローな主婦”・西井勢津子さんから「腑に落ちる 理にかなう スローのはなし」。今ではすっかり「スローな暮らし」が板についてきた西井さんですが、ほんのしばらく前までは、東京で忙しく働く「営業ウーマン」だったそうです。毎日毎日、「時間がない」「明日でいいことも今日済ませよう」と追い立てられる日々。でも、明日がやってくれば、またやらなくてはならないことが次から次へと襲ってくる、その繰り返しだったとか。

こんな経験を通じてわかったのは、「時間は貯めておくことができない」という当たり前の事実。

技術と効率が省いてくれた時間は一体どこへ消えたのか?私たちの暮らしは、<産業の時間>に支配されていて、<生命の時間>からかけ離れてしまっています。それは一種の「スピード違反」であり、そのツケは必ず、様々な社会問題として私たちの身に降りかかってくるのです。

そもそも、問題を招かない<生き方=働き方=暮らし方>はどのようにすれば可能なのでしょうか?

そのためのいくつかのヒント。
「今を愉しむ、まわり道を愉しむ。」
「今あるもので充分、と知る人だけが、いま生きることの豊かさを知る」
「いのちを大切にするしごと」
「いま、わたしにできることをする」

21世紀の生き方を、根底から見つめ直すきっかけを与えていただいた気がします。

□有機工業運動「愉しい非電化」
続いて伊藤和徳さんから、非電化製品の可能性について語っていただきました。

発明家・藤村靖之さんが提唱する「非電化製品」とは、「少し不便だけど、電気を使わなくてもホドホドに使える電化製品」だそうです。

例えば、非電化掃除機、非電化冷蔵庫、非電化除湿器などなど…。
いずれも簡単な物理的・化学的な仕組みだけで、“ホドホド”の効果を生み出す優れもの。
便利すぎない、ホドホド感がなんともほほえましいといった感じです。
(詳しくはコチラを→非電化工房 http://hidenka.net

こうした工業製品を作るためには、当然コストがかかります。
そのため、非電化商品を製造販売するために、「予約注文と産直」という仕組みを考えているそうです。つまり、農産物の産直のように、流通業者を通さずに、製造者から消費者が直接買うことで中間マージンを省こうというのです。しかも、予約注文によって、まとめてつくればある程度のコストダウンも可能というわけです。

こうした新しい製品づくりの仕組みを、「有機工業運動」と呼んでいるそうです。語感からして、とてもユニークは発想だと思いました。

まだまだ、性能面や知名度の面で課題は多いものの、明るく楽しく「有機工業」に取り組むスロービジネススクールの動きに、これまたほほえましさを感じた 次第です。ほどほどの遊び心が良い感じですね。

問題の解決を声高に叫ぶだけでなく、楽しく愉快に具体的な解決策を示していく、そのセンスが大事なのだと思いました。

貴重な発表をしてくださった西井さん、伊藤さん、あらためてありがとうございました。

posted by Toshi at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | これまでの活動記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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